企業と環境展2012 オープニングセミナー「地球環境とエネルギービジネスの未来」

企業と環境展

2012年のいま、私たちは、地球環境問題に対して、これまでにない対応を迫られています。

2100年には地球の平均気温が最大6度以上も上昇するというIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の予測は、少しずつ、着実に、現実のものとなろうとしています。にもかかわらず、本年末には、京都議定書の第一約束期間が終了を迎え、地球環境問題に対する国連および政府が主導するプロセスに一区切りが打たれます。さらに、東日本大震災は、私たちの日常生活の根幹であるエネルギーの生産と供給の在り方に、大きな衝撃を与えました。

こうした状況下において、「グリーン経済」、すなわち、企業がビジネスを通じて環境に貢献する社会・経済のあり方への期待が、必然的に高まりを見せています。

「企業と環境展2012」オープニングセミナーでは、“いかにして企業は「グリーン経済」に貢献しながらビジネスを営むことができるのか”をテーマに、昨今、急速に注目が集まるエネルギービジネスに焦点を当てた議論を行います。

第一部の基調講演には、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也氏をお招きし、エネルギービジネスの将来ビジョンをお話しいただきます。第二部の事例発表・パネルディスカッションにおいては、大企業/ベンチャー/ソーシャルビジネスなどの多角的なアプローチから、エネルギービジネスにおける企業の様々な新規性ある取組、ビジネスチャンス、事業を推進するうえでの課題等についてご発表をいただき、活発なディスカッションを行います。

「グリーン経済」の中核を担うエネルギービジネス。その将来を展望する本セミナーに、多数の皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

 

【開催概要】

日時: 2012年 11月 8日(木) 14時~17時 (開場時刻=13時40分)

会場: 六本木ヒルズ49F「アカデミーヒルズ」オーディトリアム

費用: 無料

定員: 150名・事前登録制

特典:当日ご参加いただいたみなさまに、この秋、meccの田んぼで収穫しました新米1kgを差し上げます。

参加申込方法: ご参加にあたっては、事前の参加登録が必要です。下記の参加申込フォームへの記入・送信をお願いします。

※みなと環境にやさしい事業者会議の会員以外の方、一般区民、港区外の皆さまも、ご参加いただけます。お気軽にご参加ください。

   参加申込フォームはこちらです

※セキュリティ等により申込フォームが表示されない場合は、お手数ですが、ご所属、部署・役職、お名前、メールアドレス、ご参加人数、コメントをご明記の上、タイトルを「企業と環境展2012オープニングセミナー参加申込」とし、mecc@eco-plaza.net宛てにメールをお願いいたします。

主催: みなと環境にやさしい事業者会議

特別協賛:森ビル株式会社 

 

【プログラム】

14:00-14:10 主催者挨拶

みなと環境にやさしい事業者会議 会長 港区副区長 内藤 克彦氏

 

14:10-15:00 第一部

基調トーク「グリーン経済とエネルギービジネス」

【講師】認定NPO法人 環境エネルギー政策研究所 所長 飯田 哲也氏

【聞き手】 「オルタナ」編集長 森 摂 氏

 

15:15-16:45 第二部

事例発表・パネルディスカッション「エネルギービジネス さまざまな挑戦とその可能性」

【発表者】

東京ガス株式会社 中央都市エネルギー部  清 幹広 氏

株式会社 スマートエナジー 代表取締役  吉田 麻友美 氏

Value Frontier株式会社 代表取締役  石森 康一郎 氏

みんな電力株式会社 代表取締役社長   大石 英司氏

【コーディネーター】 「オルタナ」編集長  森 摂 氏

   参加申込フォームはこちらです

※セキュリティ等により申込フォームが表示されない場合は、お手数ですが、ご所属、部署・役職、お名前、メールアドレス、ご参加人数、コメントをご明記の上、タイトルを「企業と環境展オープニングセミナー参加申込」とし、mecc@eco-plaza.net宛てにメールをお願いいたします。

 
【登壇者紹介】
 

飯田 哲也 氏 IIDA, Tetsunari

認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP) 所長

1959 年山口県生まれ。京都大学大学院工学研究科原子核工学専攻修士課程修了。東京大学先端科学技術センター博士課程修了。ルンド大学(スウェーデン)環境エネルギーシステム研究所 客員研究員。

原子力産業や安全規制に従事後、「原子力ムラ」を脱出して北欧での研究活動や非営利活動を経てISEPを設立し現職。持続可能なエネルギー政策の実現を目指し、提言・活動を行っている。多くの国や地方自治体の審議会委員を務め、世界中に幅広いネットワークを持ち、特に3.11以降、世論をリードするエネルギー戦略を打ち出す。孫正義氏に付託されて、「自然エネルギー財団」設立の中心を担った。大阪府、大阪市特別顧問に就任し、エネルギー戦略会議で議論をリードしている。2012年7月の山口県知事選挙に挑戦し、保守王国を脅かした。『エネルギー進化論』(ちくま新書)など著書多数。

 
清 幹広 氏 SEI, Motohiro
東京ガス株式会社 中央都市エネルギー部
地域営業第三グループマネージャー
東北大学工学部精密工学専攻修士課程修了。1995年、東京ガス入社。行政や企業の業務系建物を主な対象として、ガスコージェネレーションシステム、ガス空調等、都市ガス導入を提案する営業を担当。その後、まちづくり・地域再開発等の大規模複合施設計画へのエネルギーシステム計画、エネルギーサービス事業企画、エネルギー面的利用による低炭素エリア形成の研究など、地域レベルのエネルギーシステム構築に関する企画提案業務に携わり、現在に至る。
 
 
吉田 麻友美 氏 YOSHIDA, Mayumi
株式会社日本スマートエナジー 代表取締役
南カリフォルニア大学を卒業後、大手監査法人にて温室効果ガス(GHG)関連サービスを専門に従事。2008年、株式会社日本スマートエナジー入社し、行政、企業、非営利団体等を対象とする幅広いカーボンオフセット業務に携わる。著書に「環境経営なるほどQ&A」(共著、中央経済社)、「排出権取引の実務」(共著、中央経済社)等。
 
 
石森 康一郎 氏 ISHIMORI, Koichiro
Value Frontier株式会社 代表取締役
英国サセックス大学科学技術政策研究所博士課程単位取得後中退。帰国後、(財)国際開発高等教育機構、(独)国際協力銀行を経て、2006年Value Frontier株式会社を設立。以来、代表取締役を務める傍ら、外務省及び(独)国際協力機構のコンサルタントとして途上国における開発案件の形成から事後評価ならびに本邦中小企業の海外展開支援を行っている。また国内においては、風力やバイオマスといった再生可能エネルギーによるグリーン電力発電設備の開発や企業の環境報告書の第三者評価等を行っている。 
 
 
 大石 英司氏 OISHI, Eiji
みんな電力株式会社 代表取締役社長
前職凸版印刷時代に電子出版の草分けとなるビットウェイ事業などの新規事業を立ち上げ2011年に独立。「省エネ、創エネで、ギャルもちびっ子、おじいちゃんもおばあちゃんもみんなで電気を作る」というコンセプトの元、みんな電力を創業。「楽しさはアジア最大級!エネルギー啓発サイト・エネとも」「領収書エンターテイメント・エネくじ」「エネギャルプロジェクト」「てのひら発電・空野めぐみ」「せたがや新電力研究会」地域発電プロジェクトなど、数々のユニークなエネルギープロジェクトを展開中。http://enetomo.com
 
 
森 摂 氏 MORI, Setsu
株式会社オルタナ 代表取締役社長兼編集長
東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。 流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2002年9月退社。同年10月、ジャーナリストのネットワークであるNPO法人ユナイテッド・フィーチャー・プレス(ufp)を設立、理事長に就任。 2006年9月、株式会社オルタナを設立、編集長に就任、現在に至る。主な著書に『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年10月)など。訳書に、パタゴニア創業者イヴォン・シュイナードの経営論「社員をサーフィンに行かせよう」(東洋経済新報社、2007年3月)がある。