□■□■□■□ みなと環境にやさしい事業者会議 ■□■□■□■ 《 meccニュース.vol.02 2006.07.07発行
》□■□■□■□ minato eco-conscious consortium ■□■□■□■
☆mecc会員事業者の方に向けて配信するメールマガジンです。
初夏の暑さ以上にサッカー熱に浮かされた6月が終わり、
打ち水日和を待ち望みつつ東京は梅雨空がつづくこの頃です。
みなと環境にやさしい事業者会議は、5月の発足以後も入会申込が相次ぎ、
会員事業者の数は47を数えるにいたりました。
この他に例のないユニークな異業種交流の場を有効にご活用いただくために
メールマガジン「meccニュース」をお役立てください。
(事務局)
◎----------------------------------------------------------------------
<目次 CONTENTS>
1------ アクションレビュー ACTION REVIEW
◇6月21日「ワクワクキャンドルナイト交流会」
◇6月30日「あきる野視察」part2
2 ------「打ち水大作戦」特集 MISSION UCHIMIZU
◆イベント概要 ABOUT THE EVENT
◆取組み提案 PROPOSAL FOR COMMITMENT
◆打ち水大作戦会議 MISSION UCHIMIZU MEETING
3----- フリーペーパー「エコプラ創刊号」 THE FREE PAPER 1ST ISSUE
4----- ただいま企画中の案件 PROJECT NOW PLANNING
(1)会員活動紹介パネル展示
(2)8月8日木本昌秀氏講演会
5------ 会員一覧 MEMBER LIST
6------ 編集後記 POSTSCRIPT
◎----------------------------------------------------------------------■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 1 □ アクションレビュー ACTION REVIEW
■□■ -----------------------------------------------------------------
◇6月21日「ワクワクキャンドルナイト交流会」開催 -------------------
6月21日の夏至の夜、エコプラザで「mecc版キャンドルナイト」が行なわれました。
題して、「ワクワクキャンドルナイト交流会」。
「電気を消してスローな夜を」と呼びかけるキャンドルナイトという機会が、
会員相互のとっておきの異業種交流の場になりました。
校庭に机を並べて、キャンドルの灯を囲んで、ナチュラルフードに舌鼓を打ちながら、
約50名の参加者は夜更けまでスローな夜を楽しみました。
ただ電気を消すことによる省資源・CO2削減を心がけただけではありません。
一般にキャンドルは石油製品のパラフィンからつくられますが、
この夜エコプラザを照らしたキャンドルは「ミツロウ」でできていました。
ミツバチが巣をつくるために花の蜜を材料にしてロウを分泌します。
体内から出てきたロウをミツバチは約20分かけて噛みつづけることで
「ミツロウ」をつくりあげるのです。
自然のめぐみからいただいたミツロウキャンドルの灯は、
夜更けまで和やかな会話の花を咲かせつづけました。◇6月30日「あきる野」視察 part2-------------------
港区が関係づくりをすすめている「あきる野」に、5月29日に幹事事業者で
現地視察に出かけましたが、そのフォローアップとして一月後の6月30日、
事務局と港区が再び取材ために現地を訪れました。
前回は横沢入の里山保全活動にmeccとしてどう協力できるかを探るのが
視察のテーマでしたが、今回はあきる野市役所尾崎農林課長のご案内で
あきる野西部地区の山林や遊休耕地を、そして噂の「スターリングエンジン※」が
設置されるという来春オープンの温浴施設の工事現場を見て回りました。
どうすればあきる野でMINATOの森が整備できるのか。
どうすればあきる野でMINATOの田畑が開墾できるのか。
どうすればあきる野とMINATOとのエコ循環が成立するのか。
その答えが、おぼろげながら像を結びはじめたあきる野視察part2でした。
(つづく)
※ボイラーの熱を利用し、水素を入れて外からの熱で膨張し冷えると収縮するという
運動を繰り返しながら発電をつづける原理のエンジン。通常のエンジンが内燃機関であるのに対し、
スターリングエンジンはその様態から「永久機関」と称される。■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 2 □ 「打ち水大作戦」特集 MISSION UCHIMIZU
■□■ -----------------------------------------------------------------
◆イベント概要 ABOUT THE EVENT -------------------
江戸以来の日本人の生活習慣だった「打ち水」を
市民が取り組む身近なヒートアイランド対策として復活させた打ち水大作戦。
2003年、土木研究所(現独立行政法人)が打ち水と気化熱の関係に着目。
東京で散水可能とされる280平方キロメートルの面積に
1平方メートルにつき1リットルずつ水がまかれたら、
東京の気温を2度下げることができると試算。
その机上の理論を市民の手で実証すべく、尾田栄章・前日本水フォーラム理事長、
池田正昭、ハッタケンタロウ(現mecc事務局)らが中心となって
「いっせい打ち水」の呼びかけが開始される。
同年8月25日正午に、最初の打ち水大作戦が東京限定の「大江戸打ち水大作戦」として実現。
実際に気温を下げる効果もさることながら、水の大切さやコミュニティの価値を再認識させるなど、
翌04年から打ち水大作戦は全国に展開し、
ヒートアイランド対策のみならず地球温暖化対策へとテーマも拡大。
浴衣に木桶という江戸流打ち水スタイルも定着し、
夏の国民行事・風物詩として浸透していく一方で、
世界へと「uchimizu」は波紋を広げようとしている。
今年は江戸の暦にならって、
7月23日「大暑」を開幕日に、8月23日「処暑」を閉幕の日として、
打ち水月間が設けられている。
打ち水大作戦本部の公式サイトはこちら。
http://www.uchimizu.jp
◆取組み提案 PROPOSAL FOR COMMITMENT -------------------
昨年から港区が打ち水大作戦に本格参戦。
もともとヒートアイランドシティとして取り沙汰されることの多い街でもありましたが、
大型イベントを実施するほか、児童館や老人ホームでの地域密着の取組みにも力を注ぎ、
MINATOはにわかに全国にとどろく「打ち水処」となりました。
港区は今春区政改革を行ない、5つの総合支所が拠点となって、
より地域密着の取組みがすすめやすい体制ができあがりました。
芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦港南の5つのエリアごとに、
地域密着打ち水に取り組む用意もできています。
事業所での打ち水大作戦の実施を検討されている事業者の方は、
ぜひ地域とジョイントする可能性を考慮に入れていただいて、
港区環境課地球環境係・早藤係長までお問い合わせください。
(電話:03-3578-2495)
たとえば職員の方と児童館の子どもたちがいっしょに打ち水をする、といった
ハッピーな打ち水絵巻が現実に描けるかもしれません。
また、mecc全体での取り組みが可能な打ち水大作戦イベントの機会も浮上しています。
これは、すでに日程と場所が決まっている提案です。
8月23日(水)「処暑」の日、すなわち打ち水月間の最後の日に、
場所はお台場のプロムナードデッキです。
ホテル日航東京さんが働きかけてくださって、
全長500メートルのあの遊歩道を舞台に特大の打ち水絵巻を作り出そう、
全国の今年の打ち水大作戦のオオトリをつとめるビッグイベントにしよう、
という計画がすすんでいます。
地域との交流、そして事業者の相互交流をテーマに取り組む、
夏の終わりの「お台場打ち水大作戦」。
実施に向けての詳細が固まり次第、参加協力の呼びかけとともに、
当メールマガジン臨時増刊号にてご案内いたします。
■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 3 □ フリーペーパー「エコプラ創刊号」完成 THE FREE PAPER 1ST ISSUE
■□■ -----------------------------------------------------------------
みなと環境にやさしい事業者会議が区民、事業者に向けて発行する
環境行動フリーペーパー「エコプラ」が、いよいよ創刊になります。
環境系のフリーペーパーの王道を行くべく、最初の一歩を踏み出します。
来週7月12日頃から配布がはじまります。
主にmecc会員事業者対象に配布されます。
会員事業者の職員・関係者を中心に、区民にむけて港区の施設等でも配布されます。
印刷部数は3万部。実際の発行部数もほぼそれと同じ数字になります。
内容の多彩さ、印象の強さはさることながら、
配布先の確かさを思えば、かなり良質のフリー媒体の誕生と自負できるでしょう。
次号以降の広告枠も随時申込み受付け中。
お申込み、お問い合わせはmecc事務局まで。電話:03-6806-9280
■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 4 □ ただいま企画中の案件 PROJECT NOW PLANNING
■□■ -----------------------------------------------------------------
(1)会員活動紹介パネル展示
前号の当メールマガジンで
「meccに参加された各事業者にとって直接のメリットとなる機会をつくるべく、
・・・それぞれの事業者の環境への取組みをアピールする場を提供してもらいたい・・・
区役所のロビーホールでのパネル展示などは容易に実現可能な取組みとなるでしょう。」
とお伝えしていましたが、港区側から急きょ、現在の港区をめぐる社会情勢をかんがみ、
パネル展示は見送りたいという意向が示されました。
まことに恐れ入りますが、とりあえず同企画は仕切り直しになりました。
しかし、パネル展示企画をめぐるアンケートを各事業者対象に実施したところ、
多くの事業者から参加の意思が示され、
とりわけ「環境報告書を読む会」の開催に高い関心が示されました。
会員の皆様からのこうした声を背景に、再度、港区さんにご協力をお願いするとともに、
「環境報告書を読む会」を軸に他の会場でのパネル展示企画の可能性を検討中です。
秋には実施できる方向で、具体的な参加協力への呼びかけを近々開始したいと思います。
(2)8月8日木本昌秀氏講演会
mecc設立以来、地球環境について考える勉強会の場がほしいといったご要望が
多数寄せられていましたが、それに応えるかたちで、
このたび講演会の開催が決定しました。
東京大学気候システム研究センターの木本昌秀氏に
「地球規模の異常気象と地球温暖化」をテーマにお話をいただくことになりました。
地球シミュレータを使った試みなど、地球規模の気候変動の解析においては
内外で高い評価を得ている木本氏。
環境問題に取り組むわれわれの姿勢を根本から問い直す、
大きな刺激が与えられることになるでしょう。
また木本氏のほか、東京都の山口隆子氏より
東京都のヒートアイランド現象をめぐるお話とご提案もいただきます。
多くのご来場、お待ちしております。
◆平成18年8月8日 (火)午後2時〜午後4時30分(※13:30開場)
◆高輪区民センターホール(都営三田線白金高輪駅下車)
◆入場無料
■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 5 □ 会員一覧 MEMBER LIST
■□■ -----------------------------------------------------------------
(☆2006年7月1日現在/入会申込順) ※は幹事事業者
□ シナネン株式会社
□ 株式会社ジャパンエナジー
□ 西松建設(株)関東支店
□ 株式会社クリエート・ファーム
□ 明治学院大学※
□ グリーンプラネット株式会社
□ 伊藤忠商事株式会社
□ 株式会社乃村工藝社
□ 日本道路株式会社
□ 株式会社東京ヒューマニアエンタプライズ「ホテル日航東京」※
□ 港区※
□ 東京コカ・コーラボトリング株式会社
□ 三菱自動車工業株式会社
□ 三菱化学株式会社
□ 世紀東急工業株式会社
□ 特定非営利活動法人アースデイマネー・アソシエーション※
□ 株式会社長谷工コーポレーション
□ 笠井設計株式会社
□ 東京ガス株式会社南部支店※
□ 鹿島建設株式会社
□ 株式会社DTS
□ NECリース株式会社
□ らでぃっしゅぼーや株式会社※
□ イーグル工業株式会社
□ あすか製薬株式会社
□ 株式会社ヤナセ
□ 東京電力株式会社銀座支社※
□ 日本たばこ産業株式会社
□ 株式会社博報堂
□ 大川印刷株式会社
□ 社団法人東京都トラック協会港支部
□ サントリー株式会社
□ 株式会社フジエクスプレス
□ 都築電気株式会社
□ 日比谷総合設備株式会社
□ 清水建設株式会社
□ 日本通運株式会社※
□ 尾瀬林業株式会社
□ ユニ・チャーム株式会社
□ 南国有限会社
□株式会社ケーブルテレビジョン東京
□文祥堂印刷株式会社
□安藤建設株式会社
□株式会社大林組
□株式会社こめつつじ
□株式会社ハウスオブローゼ■□■ -----------------------------------------------------------------
□ 6 □ 編集後記 POSTSCRIPT
■□■ -----------------------------------------------------------------
あきる野の山林を歩いていると、そこここで「せせらぎ」の清流に出会います。
清流を眺めがなら、せせらぎの音に耳を澄ましながら、
日本はつくづく「水資源大国」なのだなという事実に気づかされます。
打ち水大作戦という取組みも、もちろん日本ならでの発想です。
この春にメキシコで開催され、打ち水大作戦のプレゼンテーションが
拍手喝采をあびた世界水フォーラムという閣僚レベルの国際会議は、
他のどんな種類の国際会議にも増して日本が会議全体をリードします。
水から発想すること。それが日本に寄せられている世界の期待なのかもしれません。
この柄杓の一振りが世界の期待に通じていること、
浴衣に木桶のスタイルが世界の目をこちらに向けさせるきっかけになるかもしれないこと、
一日本人としてそんな可能性をしっかりと肝に銘じつつ、
厳かにそして晴れやかに、今年の夏も打ち水に励みたいと思います。
(事務局MI)
次号は、8月4日頃配信予定です。特集は「カーフリーデー」です。
その前に「打ち水大作戦増刊号」を近々配信いたします。
<meccニュース Vol.01 2006.6.07>
発行:みなと環境にやさしい事業者会議
〒105-0001 港区虎ノ門3-6-9 エコプラザ内
TEL:03-6806-9280 FAX:03-6806-9282
URL: http://www.eco-plaza.net/mecc
※記載記事等の無断転載を禁じます |