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みなと環境にやさしい事業者会議 ■□■□■
《 meccニュース.vol.09 2007.2.23発行 》
□■□■□ minato eco-conscious consortium
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☆mecc会員事業者の方に向けて配信するメールマガジンです。
あきる野で港区が森林整備をはじめるというニュースが先ごろNHKで流れました。
放送直後から区民や事業者や他の自治体から問い合わせが殺到したそうですが、
おおむね、自らもこの取組みに参加したいという前向きな声が多かったようです。
地球温暖化対策としての、あきる野における
みなと区民の森づくり(仮)。
ニュースの続報は、こちらmeccニュースでどうぞ。
(事務局)
□1□ アクションレビュー ACTION REVIEW
◇「ミニエコバザー」 開催
2月13日、mecc事務局のあるエコプラザ正面エントランスホールに、
竹で組み上げた小さなショップがオープンしました。
常設の「ミニエコバザー」会場の開設です。
あきる野などから取り寄せた食材やエコクレヨンなどのこども用品、
そしてmecc会員事業者からご提供いただいたバザー品が並びます。
なかなかにこだわりのある小物たちがそろい、
さながらエコセレクトショップの様相です。
正確に言うなら、ここはエコポイントによる景品交換所。
日々の自分の環境行動を自己申告するエコチェックによって
ポイントがたまる仕組みの「みんなとエコポイントカード」が、
2月1日より区民に対し本格的に配布されはじめましたが、
そのポイントがここでそれら小物たちと交換できます。
みんなとカードにためたポイントは、一度「バザー券」と交換します。
100ポイントにつき「100バザー」と書かれたバザー券1枚と交換できます。
エコクレヨンは1本が100バザー、
あきる野特産の手作り醤油キッコーゴ1瓶(360ml)が200バザー、
そしてmecc会員からご提供いただいたバザー品は
一律100バザー、という“値付け”になっています。
みんなとカードをもってエコプラザを訪れる人は
現在のところ一日に2、3人程度。
しかし、このミニエコバザーの風景が
またもやNHKで取り上げられるという話もあり、
一気に区民に周知され客足が急増する事態も想定されます。
品切れ続出という、うれしい悲鳴状態に備えて、
mecc会員事業者からの継続的なバザー品の供給を
今後ともよろしくお願いいたします。
□ 2 □ 「エコファンド」特集 ECO-FUND
◆プロジェクト概要 ABOUT THE PROJECT
国内にエコファンドが誕生して10年足らず。
当初の期待ほどにエコファンド市場は広がらないまま、やがてエコファンドからSRIへと時流は変遷。
現在のところ、SRI市場は3.000億円と言われるが、それはエコファンド誕生当初の市場規模の約2倍程度にすぎない。
しかし、ここに来て再びエコファンドが注目されつつある、との見方がある。
環境経営度の優れた会社を選んで投資するという従来のかたちよりも、特定の環境貢献プロジェクトに出資し、プロジェクトそのものを支援するというかたちが新しい潮流となりつつある。
その意味で単なるファンドではなく、実態はエコファイナンスと呼ぶのが適当かもしれない。
あるいは公的な性格が強ければ広義にPFIと捉えることもできよう。
ユニークなプロジェクトの推進主体であるならば、たとえばmeccのような団体(あるいはチーム)にも今後はファンドがつけられる可能性があり、大企業の環境貢献ニ−ズと中小企業の環境対策投資ニ−ズをマッチングする役割を担いながら、独自のエコファンド事業の取組みを模索していきたい。
◆取組み提案 PROPOSAL FOR COMMITMENT
あくまでもプロジェクト次第ということになりますが、meccが取り組む事業のひとつにファンド型を導入することも決して仮定の話とは言えないでしょう。
mecc会員事業者および港区、あるいはプロジェクトの主旨に賛同する区民などの利害関係者に投資家となっていただきファンドを募ります。
管理(税金その他)は専門である銀行(できれば会員事業者)にお願いしつつ、信託方式とします。
投資資金の活用として
1)ファンドに会員事業者の株式を組み入れるもの
2)会員事業者の事業資金として貸し付けるもの
3)meccそのものの活動資金として活用するもの
などが想定されます。
あきる野で「みなと区民の森(仮)」の森林整備がはじまります。
そこで、およそ2000立米もの木材が切り出されます。
「間伐」だけではなく、針葉樹林から広葉樹林へ転換するため「皆伐」する森もあり、大量の木材が切り出されます。
その木材をつかった家具や紙や割箸などの製造を想定し、木材の買い付け、保管、運用に係る初期コストをファンドでまかなう(上の活用法Bに相当)というのはどうでしょう。
「区民の森」から切り出された木材という付加価値がありますから、木材を扱う港区にゆかりの様々な業種の中小企業から、多くのニーズを引き出せるのではないでしょうか。
□3□ エコプラ第3号+別冊エコプラ発行 FREE PAPER PUBLISHING
みなと環境にやさしい事業者会議が区民、事業者に向けて発行する
環境行動フリーペーパー「エコプラ」第3号、ただいま印刷中です。
来週2月26日月曜日に完成します。
日本通運さんのご協力により、その日のうちに会員事業者のみなさまの元に配送する予定です。
今回は、このレギュラーの「エコプラ」3号に加え、「エコプラ」別冊号をあわせて発行いたします。
「エコプラ」別冊号は、昨年11月に明治学院大学で行なわれた「企業と環境展」をレポートしたスペシャルバージョン。
いわばエコプラ誌のスタイルで編集した同イベントの報告書です。
meccの最初の大きなチャレンジを一望のもとに振り返ります。
meccの顔としてその存在感を不動のものとしたレギュラー号ともども、どうぞお楽しみに。
レギュラー号、別冊、いずれも部数にまだ余部がございます。
追加のご注文お受けします。
□4□ ただいま企画中の案件 PROJECT
NOW PLANNING
(1)3月3日 朝市エコバザー
アクションレビューのコーナーで取り上げたミニエコバザーをよりイベント的に盛り上げるために、月に一度の割合で「朝市エコバザー」を同じくエコプラザで開催していく予定です。
第一回は3月3日(土)に行なわれ、竹で組んだ特設ショップがいくつか軒をつらねます。
「朝市」とうたうとおり、あきる野はじめ近隣の農家から(原則、有機・無農薬にこだわった)産直の新鮮野菜が届きます。
バザー券はエコポイントとの交換だけではなく、円と交換することもできます。
これまでのmecc主催のエコバザー同様に、100円で100バザー券1枚を購入することができます。
前払いによる現金は、すべて寄付になります。
バザー券の売上げは、世界の森林のなかでもっとも危機的な状況にあるとされる
インドネシアはボルネオの熱帯雨林再生のための植樹活動に充てられます。
寄付売上げで木が何本植えられるか、CO2がどれだけ吸収できるか、いずれも数値化して、この日のエコバザーの成果とすることができます。
エコプラザのある虎ノ門周辺にはスーパーなどが少ないという事情もあり、
環境行動と一体となった地域のイベントとして賑わい、そして定着することが期待されています。
2)3月16日 末吉竹二郎氏講演会
第四回みなと環境にやさしい事業者会議 講演会が3月16日金曜日、午後3時より、
高輪区民センターホールで行なわれます。
「地球環境をめぐる金融の新しい流れ」をテーマに、末吉竹二郎氏による講演会です。
日本におけるエコファンドの導入およびSRI(社会的責任投資)の浸透を支えてこられ、現在はUNEP(国連環境計画)・金融イニシアチブ特別顧問をつとめられる末吉氏。
テレビ番組のコメンテーターとしてもすっかりおなじみです。
以下、末吉氏の略歴です。
1967年4月三菱銀行入行
1994年4月同ニューヨーク支店長
1994年6月同取締役
1996年4月東京三菱銀行信託会社(ニューヨーク)頭取
1998年6月日興アセットマネジメント副社長
2003年7月国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問
「責任投資原則」が、「カーボン・マネジメント」が、これからの企業経営をどう変えていくのか。
「ESG」とはなにか、 従来のトリプルボトムライン(環境・経済・社会)となにが違うのか。
世界の動向を読むだけでなく「作り出す」立場から、氏が「いま話さなければならないこと」をじっくりお話しいただきます。
mecc lecture meeting vol.4
第四回 みなと環境にやさしい事業者会議 講演会
「地球環境をめぐる金融の新しい流れ」
講師:末吉竹二郎氏
UNEP(国連環境計画)・金融イニシアチブ特別顧問
<日時>
平成19年3月16日(金)
午後3時〜午後5時(※14:30開場)
<会場>
高輪コミュニティープラザ内
高輪区民センターホール
港区高輪1-16-25
都営三田線白金高輪駅下車
<入場無料>
□5□ 会員一覧 MEMBER LIST
(☆2007年2月9日現在/入会申込順) ※は幹事事業者
□ シナネン株式会社
□ 株式会社ジャパンエナジー
□ 西松建設(株)関東支店
□ 株式会社クリエート・ファーム
□ 明治学院大学※
□ グリーンプラネット株式会社
□ 伊藤忠商事株式会社
□ 株式会社乃村工藝社
□ 日本道路株式会社
□ 株式会社東京ヒューマニアエンタプライズ「ホテル日航東京」※
□ 港区※
□ 東京コカ・コーラボトリング株式会社
□ 三菱自動車工業株式会社
□ 三菱化学株式会社
□ 世紀東急工業株式会社
□ 特定非営利活動法人アースデイマネー・アソシエーション※
□ 株式会社長谷工コーポレーション
□ 笠井設計株式会社
□ 東京ガス株式会社南部支店※
□ 鹿島建設株式会社
□ 株式会社DTS
□ NECリース株式会社
□ らでぃっしゅぼーや株式会社※
□ イーグル工業株式会社
□ あすか製薬株式会社
□ 株式会社ヤナセ
□ 東京電力株式会社銀座支社※
□ 日本たばこ産業株式会社
□ 株式会社博報堂
□ 大川印刷株式会社
□ 社団法人東京都トラック協会港支部
□ サントリー株式会社
□ 株式会社フジエクスプレス
□ 都築電気株式会社
□ 日比谷総合設備株式会社
□ 清水建設株式会社
□ 日本通運株式会社※
□ 横浜ゴム株式会社
□ 尾瀬林業株式会社
□ ユニ・チャーム株式会社
□ 南国有限会社
□ 株式会社ケーブルテレビジョン東京
□ 文祥堂印刷株式会社
□ 安藤建設株式会社
□ 株式会社大林組
□ 株式会社こめつつじ
□ 株式会社ハウスオブローゼ
□ テンプル大学ジャパンキャンパス
□ 株式会社エコヒルズ
□ 株式会社省電舎
□ 株式会社ジャパンビバレッジ
□ 米田工機株式会社
□ 森永乳業株式会社
□ 太陽生命保険株式会社
□ TBSラジオ&コミュニケーションズ
□ 株式会社日経BP
□6□ 編集後記 POSTSCRIPT
映画「不都合な真実」が異例の大ヒットです。
もどかしいほど少しずつしか前進しなかった国をあげての地球温暖化防止への取組みが、この映画のおかげで一気に加速しそうな勢いです。
港区でも上映会の催しなどを検討しているそうです。
「真実」の中身の衝撃もさることながら、「真実」を伝えるアル・ゴア氏のプレゼンテーション技法には目を見張るものがあります。
地球の危機に人々の目を向けさせるには、その内容以上にそれを訴える語り部が重要のようです。
1992年のリオ会議では、12歳の少女(当時)セバスチャンのスピーチが会議で閣議決定された内容以上に、全世界の多くの人々の心に地球の危機を刻み込みました。
この次あらわれる”地球規模の”語り部は、地球温暖化を決定的に食い止める救世主となるかもしれません。
そんなスーパースターが、願わくば日本から出現せんことを。
(MI)
次号は、3月20日頃配信予定です。特集は「みなと区民の森づくり」の予定です。
また直前のイベント情報などは、別途そのつど配信いたします。
<meccニュース Vol.09 2007.02.23>
発行:みなと環境にやさしい事業者会議
〒105-0001 港区虎ノ門3-6-9 エコプラザ内
TEL:03-6806-9280 FAX:03-6806-9282
URL: http://www.eco-plaza.net/mecc
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