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みなと環境にやさしい事業者会議 ■□■□■
《 meccニュース.vol.19 2008.1.11発行 》
□■□■□ minato eco-conscious consortium
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☆mecc会員事業者の方に向けて配信するメールマガジンです。
新年あけましておめでとうございます。
いよいよ京都議定書開始の年があけました。
CO2削減が飛躍的にすすむ具体的な実践例を示し
政府から感謝状をいただく、というのがmeccの初夢です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
(事務局)
□ 1 □ 事業者から事業者へ FROM MEMBER TO
MEMBER
◇年頭所感-------------------
「シーンをつくること」
20世紀最大の建築家ル・コルビュジェは、
建物=空間をつくることを意図していたのではなく、
それが写真に撮られることを最大の関心事としていた、
という話をきいたことがあります。
良い写真におさまることを重視して設計をしていたと。
建築作品それ自体よりも一枚の写真のほうが大事だったと。
大建築家が本末転倒してたの?と思えなくもないですが、
それこそがムーブメントの本質かもしれません。
多くの人にとって「コルビュジェ」は写真でみる存在です。
モダニズムというムーブメントを強力に推進したのは、
写真によって切り取られたコルビュジェ建築の数々の「シーン」だった、
ということができるでしょう。
写真にのこるシーン。
環境ムーブメントを後押ししたいmeccの関心もそこにあります。
われわれも地域や環境によい企画を「設計」します。
しかしエコ活動=良いことの推進というタテマエよりも、
アウトプットとしてのシーンをつくることのほうに比重が置かれているかもしれません。
2008年の年頭にあたって、あらためてそれが、すなわち「シーンをつくること」が、
meccらしい持ち味であり、コンソーシアムを成立させる土台であり、
活動を前進させていくエンジンになることを確認したいと思います。
打ち水大作戦というムーブメントは「打ち水絵巻」という言葉をうみだしました。
いい写真を撮るという結果から逆算して仕掛けをつくっていくことが、
環境イベントとしての打ち水大作戦の成功のカギとなってきました。
他の取組みにも同じことが言えるでしょう。
後から大事になるのは報告書よりもむしろ写真集。
記録のための写真ではなく、記憶のための写真。
極論すれば、写真こそが、meccのいちばんの共有財産。
今後はさらに「つかえる写真」を提供していきたいと思います。
さて、京都議定書の第1約束期間がスタートした今年、
「CO2削減」というテーマはどんなシーンを切り結びうるか。
いかにもつかみどころのない空気が相手とはいえ、
meccならどんな絵が描けるか、楽しみに取り組んでみたいと思います。
そして、2008年を彩るいくつものシーンを、みなさまとともにつくっていきたいと思います。
□ 2 □ アクションレビュー ACTION
REVIEW
◇07年12月20日「平成19年度第4回幹事会」 開催 -------------------
2007年最後の定例幹事会をエコプラザ「学習室」で行ないました。
出席:東京ガス、東京電力、日本通運、明治学院大学、らでぃっしゅぼーや、
アースデイマネー・アソシエーション、港区。
欠席:ホテル日航東京。
「企業と環境展2007」をはじめとした活動報告や収支報告などの通常の議事の他、
この日のテーマのひとつは来年度からの幹事会の体制について。
規約ではmeccの幹事の任期は2年とあり、
今春で現幹事事業者8社は任期満了となります。
幹事会のあり方そのものの見直しを含め、
新しい幹事会および新しいエコプラザにおける事務局の体制づくりに向けて、
この幹事会を皮切りに議論をスタートさせることになりました。
ときに幹事会にはゲストが招かれますが、
この日のゲストはJAPIC(日本プロジェクト産業協議会)の前田賢治氏。
meccにとっては異業種コンソーシアムの大先輩にあたるJAPICから
エコと港区という地域に限定したmeccとの連携要請がありました。
今後、品川駅港南口ですすんでいく再開発において、
まったく新しい環境配慮型の街づくりを実現すべく調査事業にのりだしているJAPIC。
たとえば地域でのアンケート調査などでmeccの協力が不可欠ということで、
今後両者は相互のコラボレーションの実現可能性を探っていくことになりました。
□ 3 □ 「第2回mecc賞」中間報告 MECC
PRIZE
mecc主催の環境ビジネスプランコンテスト「mecc賞」。
その第2回の応募要項の内容を検討すべく、
2007年12月18日、NECリース会議室にて、
昨年同様今回も審査員をつとめていただくことになった
ニッセイ基礎研究所 川村雅彦氏とNECリース吉田全男氏と
打ち合わせを行ないました。
今年の方向性が決まりました。
【提案部門】と【提言部門】と2つのカテゴリーを設けた昨年の形式を見直し、
今年は【提案部門】に一本化し、そして、そのうえで
提案のなかに2つのテーマを設定することになりました。
テーマのひとつは「低炭素社会」。
社会全体にとって最大の関心事となったCO2削減の問題にたいして
現実的に効果をあげられる提案を募集します。
テーマのもうひとつは「CSR」。
昨年はCSRについては提言として作文募集のかたちをとりましたが、
CSRも事業展開を見据えた具体的な提案を受け付けることとし、
環境問題にとらわれず広く国際協力や福祉の領域も視野に入れることにします。
CO2とCSR、その2つの大きなテーマにおいて、
meccの新規事業として取り組める実践的な提案に出会えることを期待します。
ただいま某氏に審査委員長をお引き受けいただけるように交渉中。
ご了承が得られ次第、応募要項を発表します。
□ 4□ エコプラザだより AT ECO-PLAZA
@里山学習会「里山保全と生き物たち」参加者募集中です!
あきる野市の里山で保全活動をする水野克郎さんたちから、港区の森や横沢
入の紹介や里山の機能について話してもらいます。また、豊かな生態系に息づ
く生き物を写真で紹介。これまでの里山体験プログラムの様子もスライドで上
映します。お気軽にお子様とご参加ください。
○あきる野の里山の紹介/自然塾の活動/里山の機能について(水野克郎さん)
○ 写真でみる里山の生き物(田中希さん)
○2006、2007年の港区の里山体験スライド
○みなと区民環境リーダーの里山体験報告
○質疑応答
★こんな方におすすめ★
・港区の森や東京の里山の現状が知りたい人
・里山保全に関わりたいと思っている人
・里山とは何か、どういう保全が必要なのかを知りたい人
・生き物大好き!な人
・里山体験に参加したことのある人、これからしてみたい人
・人の暮らしと自然の関係に関心のある人
<里山学習会>
□日時 2008年1月19日(土)15:00から17:00(14:30受付開始)
□場所 エコプラザ「展示室」
□参加無料/申込み不要
□お問合せ 港区立エコプラザ
〒105-0001 港区虎ノ門3-6-9
TEL: 03-3431-6057
plaza@ecoplus.jp
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詳細はこちら
□ 5 □ 会員一覧 MEMBER LIST
(☆2008年1月5日現在/入会申込順) ※は幹事事業者
□ シナネン株式会社
□ 株式会社ジャパンエナジー
□ 株式会社クリエート・ファーム
□ 明治学院大学※
□ エコアース・ヒューマンネット
□ 伊藤忠商事株式会社
□ 株式会社乃村工藝社
□ 日本道路株式会社
□ 株式会社東京ヒューマニアエンタプライズ「ホテル日航東京」※
□ 港区※
□ 東京コカ・コーラボトリング株式会社
□ 三菱自動車工業株式会社
□ 三菱化学株式会社
□ 世紀東急工業株式会社
□ 特定非営利活動法人アースデイマネー・アソシエーション※
□ 株式会社長谷工コーポレーション
□ 笠井設計株式会社
□ 東京ガス株式会社 南部支店※
□ 鹿島建設株式会社
□ 株式会社DTS
□ NECリース株式会社
□ らでぃっしゅぼーや株式会社※
□ イーグル工業株式会社
□ あすか製薬株式会社
□ 株式会社ヤナセ
□ 東京電力株式会社 銀座支社※
□ 日本たばこ産業株式会社
□ 株式会社博報堂
□ 株式会社大川印刷
□ 社団法人東京都トラック協会港支部
□ サントリー株式会社
□ 株式会社フジエクスプレス
□ 都築電気株式会社
□ 日比谷総合設備株式会社
□ 清水建設株式会社
□ 日本通運株式会社※
□ 横浜ゴム株式会社
□ 尾瀬林業株式会社
□ ユニ・チャーム株式会社
□ 南国有限会社
□ 株式会社ケーブルテレビジョン東京
□ 安藤建設株式会社
□ 株式会社大林組
□ 株式会社こめつつじ
□ 株式会社ハウスオブローゼ
□ テンプル大学 ジャパンキャンパス
□ 株式会社エコヒルズ
□ 株式会社省電舎
□ 株式会社ジャパンビバレッジ
□ 米田工機株式会社
□ 森永乳業株式会社
□ 株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ
□ 太陽生命保険株式会社
□ 株式会社日経BP
□ 昭和環境システム株式会社
□ 株式会社日本教文社
□ 環境計測株式会社東京支店
□ 丸新運輸株式会社
□ 大地を守る会
□ オムロン株式会社
□ 本田技研工業株式会社
□ 東電環境エンジニアリング株式会社
□ 白金オーキッド株式会社
□ 株式会社文化放送
□ センチュリー・リーシング・システム株式会社
□ 株式会社シュガーアンドスパイス
□ TIS株式会社
□ 森ビル株式会社
□ 6 □ 編集後記 POSTSCRIPT
「なにかの役に立つことをするのがエコ活動じゃないのかな」
昨晩、妻の口から唐突にそんな言葉が出てきて、
ちょっとハッとさせられました。
2008年という「エコ」にとって極めて重要な意味をもつ年を迎え、
たしかにエコという概念の枠組みも変わっていくのかもしれません。
とくに環境系の仕事についているわけでもないけれど、
彼女なりに時代の気分を察知しているのでしょう。
エコプラザという場所は介護や看護や人道支援も行なう場所であるべき、
と妻は主張します。
彼女のなかでは、CSRはすっぽりエコのもとに再編されているようですが、
それも悪くないなという気がしました。
CSRは企業の都合ですが、彼女の言うエコには「他者」の思想を感じます。
もちろん環境とエコは必ずしもイコールではないでしょう。
エコじゃない環境活動もあるでしょう。
自然環境を扱わないエコ活動もあるでしょう。
「なにかの役に立つこと」をちゃんと優先させましょう。
いまさらエコ。されど、いまこそエコ。
エコを新しい行動指針にする2008年にしよう。
ただいま、そう決意いたしました。
(MI)
meccニュース、会員事業者が主体になってコンテンツを組み立てています。
思いつかれる企画等ありましたらお気軽に事務局までお声がけください。
次号は、2月1日頃配信予定です。
<meccニュース Vol.19 2008.01.11>
発行:みなと環境にやさしい事業者会議
〒105-0001 港区虎ノ門3-6-9 エコプラザ内
TEL:03-6806-9280 FAX:03-6806-9282
URL: http://www.eco-plaza.net/mecc
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