設立趣旨・事業概要

●設立趣旨

21世紀に入り、異常気象の多発、北極や南極の海氷の溶解、砂漠化の進行など地球温暖化の影響はますます深刻さを増しています。

豊かな自然環境を守り、かけがえのない地球を次世代に引き継いでいくのは、私たちみんなの責務です。便利さや快適さを求める大量生産、大量消費、大量廃棄という社会生活の基本スタイルを、市民、企業、行政を始めとしたあらゆる個人、組織が、それぞれの立場で真剣に考え、環境にやさしいライフスタイルへと転換していく必要があります。

港区は、東京の中でも企業や各種団体の本部機能が集中しています。この特長を生かして事業者と区民と区が連携し新しい協働の場を確立できれば、これまでにない環境保全活動の取り組みとして「みなとモデル」を全国に発信することができるでしょう。ひとつの地域での取り組みが、世界を変えていくほどのうねりになる。「みなと」という地域に集うわたしたちのネットワークは、そんな大いなる可能性を秘めていることでしょう。

そうした新しい連携を可能にする土台として「みなと環境にやさしい事業者会議」を設立します。業種も立場も異なるさまざまな事業者たちが同じ目線で出会える場に、環境にたいする互いの意識を高めあえる場に、そしてアイデアが次々とカタチになっていく活気のある場になりたいと思います。「みなと」にかかわるすべてのパートナーシップの要として、生きた情報と知恵の受発信が行なわれる前線基地として、そして個々の事業者にとっては地域と地球環境への貢献を同時に推進できるひとつの拠り所として「みなと環境にやさしい事業者会議」が立ち上がります。

この趣旨にご賛同いただけるひとりでも多くの事業者の方に仲間に加わっていただければ幸いです。わたしたちが手をたずさえることで生まれる力が、地球環境問題を根本的な解決にむかわせる希望となることを期待して。

平成18年3月23日
みなと環境にやさしい事業者会議

●事業概要

「みなと環境にやさしい事業者会議」のめざすところ

  • □ 地域をコアに地球規模でひろがる環境情報の受発信基地
  • □ CO2削減に向けた全国に先駆ける「みなとモデル」の創出
  • □ CSR活動に還元できるコンソーシアムとしての取り組み
  • □ 業種を超えたユニークな協働のネットワークの社会実験