全身で凉を感じた、東京タワー打ち水

8月7日(金)@東京タワー

肌を焼く強烈な日差しが降り注ぎ、最高気温も36度を超える絶好の“打ち水日和”のなか、7日午後、東京タワーの正面玄関前特設会場にて「東京タワー打ち水大作戦」が開催されました。夏休み中ということもあって、東京タワーを訪れた多くの子どもたちも飛び入り参加。東京タワー正面玄関を埋めつくすほど集まった子どもたちが、全力で打ち水を楽しむパワフルでにぎやかな大作戦が13時と15時の二度にわたって実行されました。「都心にある港区ではヒートアイランド現象が大きな問題です。手軽にできるヒートアイランド対策として有効な打ち水を、ここで体験して、地域や学校で広げていってください」という武井雅昭・港区長による挨拶で幕を開けたこの大作戦。地中化された電線などがまとめられた汐留の電線共同溝で貯水された雨水や湧水、そしてらでぃっしゅぼーや(株)の社員が自宅などで貯めた二次利用水が使われたこの大作戦。豪快に水を放って水しぶきを楽しんだり、自ら桶に汲んだ水を頭からかぶったりと、子どもたちは五感をフルに使い、全身で涼を感じていました。その結果、気温も一回目で34.6℃から33.6℃へ、二回目では33.5℃から32.2℃へと下がり、打ち水後には涼しい風が東京タワーの下を吹き抜けました。実際の気温変化以上に、打ち水による涼しさを感じたこの大作戦は、ひと夏の思い出以上に大きなものを子どもたちのなかに残したことでしょう。(協力:毎日アースデイ新聞