第2回カーボン・オフセットセミナーが終了!

7月21日(水)の午後、港区立エコプラザにて、みなと環境にやさしい事業者会議(mecc) 主催の「第2回カーボン・オフセットセミナー」を開催しました。

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第1回めのセミナーでは「カーボン・オフセットの基本の『き』」を学びましたが、今回は「カーボン・オフセットの具体的なプロセス」がテーマ。企業の担当者の目線から、カーボン・オフセットに取り組むためにはどういう手続きなどが必要かを学びました。

一般社団法人more treesの水谷伸吉さんをモデレータにお迎えし、カーボン・オフセットの一般的な手続きを紹介いただきながら、発表された事例を紐解いていただきました。

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水谷さんはお話がとてもわかりやすいことでも定評があります。
カーボン・オフセットの3ステップは「知って、減らして、オフセット!」とし、実際の手続きのフローや企業のオフセット事例などを明快にお話くださいました。

今回のセミナーは、港区が実施した「エコライフフェアMINATO」というイベントでのオフセット事例を取り上げました。発表をしてくださったのは、港区環境課の加川恒介さんと、港区から委託を受けてイベントを実施されたアオイ環境株式会社の新川卓矢さんのお二人です。

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この「エコライフMINATOでは、会場の電力使用や出展団体の資機材の運搬により排出されるCO2のほか、イベント会場に「カーボン・オフセット体験プログラム」のブースを設置し、プログラムに参加した人の日常生活のCO2排出量(一人あたり2kg-CO2)もオフセットの対象範囲(=これを“バウンダリ”といいます)としました。
21団体が出展したこのイベントで排出されたCO2の量はというと・・・
1659.1kg-CO2 とのこと。
これ、多いと感じますか?少ないと感じますか?
オフセットは t(トン)単位でおこないますから、このイベントでのカーボン・オフセット量は2t-CO2となります。
水谷さんは最後に「1トンで何をオフセットできるか?」をご紹介くださいました。
1トンでオフセットできるものは、例えば次のようなものです。
 ●羽田~伊丹の飛行機 10往復分
 ●浜松町~横浜の鉄道 1000往復分
 ●CSRレポート(エコプラザのパンフレットを参考に) 8000部分
 ●屋外のイベントで使用する発電機 32台分
1トンで、意外と使い道がありそうですね。
meccで取得しているオフセット・クレジットは、今後、会員事業者のみなさまにお配りいたします。ぜひ有効な使い道をご検討くださいね!
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