8月21日(金)「10、9、……、3、2、1、レッツ打ち水~!」 司会の10カウントダウンとともに、一斉に舞い上がる水しぶき。約100mにわたって列をなした参加者たちが手にする木曽ヒノキの手桶から、勢いよく水が放たれました。
21日午後、六本木けやき坂通りにて毎年恒例の「六本木ヒルズ打ち水大作戦」が行なわれました。近隣に住む人々や偶然そこを通りがかった買い物中の人々、けやき坂通りに軒を連ねるブランドショップのスタッフなどが参加したこの打ち水大作戦。現代的な街なみに突如出現した手桶の山と打ち水音頭の音に引き寄せられるように続々と人々が集まり、約150人が列をなしていっせい打ち水を行なう大イベントとなりました。
会場のほど近くで開催された麻布十番納涼まつりに訪れた浴衣姿の人々も、日本伝統の「打ち水」で真夏の気温を下げようというこの試みに花を添えました。
六本木ヒルズ敷地内から湧き出る井戸水約200リットルが使われたこの打ち水大作戦。気温変化こそ1℃にも満たなかったものの、水しぶきのウェーブの後にはけやき坂を涼やかな風が吹き抜けました。
偶然そこに居合わせた人がさらに別の人を呼び、一体となって涼風を呼び込む、まさに涼しさと賑やかさの呼び水となる打ち水大作戦でした。
協力:毎日アースデイ新聞