19日、みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)が主催する「メディア・ユニバーサル・デザイン・セミナー」
がエコプラザで開催されました。
そこに参加したのは、企業のCSR担当者など71名。
NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)協会理事の大川哲郎さんを講師に招き、
ポスターや企業のCSR報告書や食品パッケージなどの具体的な事例とともにMUDについて学びました。
特定の色の識別ができない(もしくは難しい)色覚障がい。
そのハンディをもつ人々は国内に320万人以上、成人男性においては実に20人に1人にも上ることがわかっています。
また、高齢者や外国からの観光客・就業者が年々増えているなかで、情報を誰にでも平等に伝えることが課題になっています。
そのような状況のなかで年齢や障がいの有無に関わらず誰にでも見やすいメディアの提供を目的とするMUDへの関心が高まってきています。
色覚や視覚についての調査データや企業のCSRレポートや環境報告書から家電や食品、医薬品のパッケージにいたる種々の事例を通して、
MUDの効果や企業活動に取り入れる意義が紹介された今回のセミナー。企業担当者にとっては、まさに目から鱗のセミナーとなったようです。
(文:毎日アースデイ新聞)