日 時:2021年6月23日(水)13時00分〜15時30分
場 所:東京ポートシティ竹芝(竹芝新八景)
ウォーターズ竹芝(竹芝干潟)
協 力:東急不動産、竹芝タウンデザイン
参加事業者:ソニー・ミュージックエンタテインメント、竹芝タウンデザイン、
東急不動産、西松建設、港区、森ビル、リコージャパン
第1回meccツアーを行いました。
東京ポートシティ竹芝
施設の2〜6階部分に緑に囲まれた憩いの空間としてスキップテラスを整備し、施設全体の環境負荷の低減や都市の生物多様性に貢献しています。今回は生物多様性保全に取り組んだ「空・蜂・水田・菜園・香・水・鳥・雨」の8つの景からなる「竹芝新八景」を見学しました。水田や菜園は夏に向け小さな実をつけ始めていました。今後は田植えや収穫などのワークショップの実施や、収穫した野菜を施設内のレストランへ提供し循環させて行くそうです。また、養蜂も行っていることから施設内の植栽は全て無農薬で栽培し、人の手を使った細かなメンテナンスが実施されていました。また、スマートシティプラットフォームとして、各所にAIカメラが設置され商業店舗やワークスペースの混雑具合がアプリで分かるようになっていました。緑豊かな環境の中に最新のスマート技術を使った事例も見ることが出来ました。
ウォーターズ竹芝
「水辺を活かした街づくり」として商業施設の他、船着場や環境の保全と再生を目指した「竹芝干潟」を開設し、都市の生物多様性とウェルネスに貢献しています。干潟は開設当初、生物を持ち込まず目指す環境づくりに近い植物や岩、砂などの設置を行うことから始め、約1年が経った今では絶滅危惧種のハゼや、カニや二枚貝などの生育が確認されるなど、生物多様性の循環が出来つつあるそうです。現在は教育・研究機関と連携しながら調査や環境活動を行い、市民参加型の「干潟マイスター講座」など地域連携にも取り組んでいました。また、マイクロプラスチックやダストオイルの問題にも触れ「干潟に漂着したゴミを見ると、今環境にどのような問題が起きていて、何に取り組むべきか課題が分かる」という言葉がとても印象に残りました。
参加者の感想
都市型の生物多様性の事例を多く見ることが出来て参考になった
干潟の取組みは、一企業がどのようなサポートができ協働していけるか考えてみたいと思った
今回のコースは、港区の新たな環境保全モデルコースとして発展できるのではないか