日時:2025年2月13日(木)15:30~17:00(受付は15:15~)
場所:港区立エコプラザ 1F
主催:みなと環境にやさしい事業者会議、港区立エコプラザ
講演者:京都芸術大学教授/NPO法人ELP 代表 竹村 眞一 氏
参加事業者:ソニーミュージックエンタテインメント株式会社、株式会社西原衛生工業所、株式会社BANDAI SPIRITS、薬樹株式会社 4事業者10名、一般 5名 計15名
今回は文化人類学の視点から環境問題やIT社会論を論じてきた文化人類学者 竹村眞一氏に「企業のイノベーション」「個人の消費行動」=「地球をデザインする」という観点から、社会的行動が「気候変動」「脱炭素」「生物多様性」「資源循環」などの環境問題に関わりを持つことについて、デジタル地球儀「触れる地球」SPHEREを交えて、お話しいただきました。
参加された方のほとんどがSPHEREを初めて見る方が多く、皆さん熱心に講演を聞く姿が見られました。SPHEREは、地球を俯瞰することができ、梅雨前線や台風の流れが可視化され、理解しやすい構造になっています。また、地球温暖化による海水温の上昇もサーモグラフィーのようにSPHEREの色が変化していき、地球が熱くなっていく様子も見られます。参加者は、普段受講するセミナーとは違った視点で見ることで、地球環境への理解が深まっていきました。
最後は、「進み続ける地球温暖化を乗り越えるためには一人一人の行動が大切であり、様々な技術を活用しながら企業同士協力しながら対応していかなければならない」とお話いただきました。
参加者からは「知識として知っていることも“なぜそうなったのか”という成り立ちが見える化されており、より理解が深まりました」、「世界各地に影響を及ぼしていることが地球全体を見ることで理解できたが、自分事として落とし込むことが課題と感じた」など感想をいただいています。
