みなと環境にやさしい事業者会議(mecc)が、正式に船出しました。
お台場のホテル日航東京「アポロン」の間に、20数社の会員事業者をふくむ満員の来場者をあつめ、ほどよい緊張感のもとに開催された「みなと環境にやさしい事業者会議」設立総会(写真左)。1月26日の説明会、3月23日の設立準備会、そしてその後2度にわたって設けられた設立準備委員会を経て、この日の設立総会に至りました。規約の採択をはじめとする審議事項は、設立準備委員会でまとめた案のとおりにすべて満場の拍手をもって採択され、2006年5月11日、みなと環境にやさしい事業者会議の設立が宣言されました。
設立総会に先立ち、武井雅昭港区長の開会のあいさつ(写真中央)につづき、明治学院大学・大塩武学長が壇上にあがりました。会員事業者を代表した大塩学長のスピーチは、明治学院大学建学の精神「Do
for others」がmeccの活動の理念にも通じることを思い起こさせてくれました。
つづいて行なわれた設立記念講演では、日本水フォーラムの尾田栄章理事長が壇上にあがりました(写真右)。去る3月にメキシコシティで開催された第4回世界水フォーラムを終えた今、世界の水問題にわれわれmeccはどう向き合えばよいのか。尾田氏はその重要な手がかりを、深い造詣と興味深いデータを交えながら分かりやすく提示してくれました。貧困と飢餓の撲滅をはじめとした、国連の定める「ミレニアム開発目標」の3分の1は、水問題を解決することによって達成できるという見通しは説得力がありました。また、打ち水大作戦本部の本部長でもある尾田氏。打ち水の今日的・世界的な意義についても触れられました。
また、meccがその活動の目的の一つにかかげる「情報共有と相互交流」の場とするべく
設立総会にひきつづいて隣室で懇親会が行なわれました。ここにも、多くの会員事業者の方々の参加があり、はじめて顔を合わせるmecc初代の会員事業者たちは、じゅうぶん寛いだ雰囲気の中で、交流のひとときを楽しみました。
設立総会と同時に、はやくもネットワークづくりの第一歩がしるされた、記念すべきmecc誕生の一日となりました
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